ジェシーとデイビッドはごく普通の夫婦で、幸運にも美しい娘を授かることができた。ところが、娘が誕生して以来、もう一人の家族である犬のベンジーの様子が一変した…。ベンジーは生まれてきたばかりの娘を一人で寝かせようとはせず、少しでも離れさせると絶え間なく吠え続けたのだ。このおかしな事態の理由がついに明らかになったとき、夫婦は人生最大のショックを受けた…!
デイビッドはすぐに通報し、警察が総動員で向かうことに…
警察到着
最初に到着した警察官は、現場で自分が目にしたものを信じることができなかった。まさか一匹の犬がこんなことに気づくなんて…。彼は、「これほど観察力に優れた犬がいてくれて、とてもラッキーですね」と言ったが、一方のデイビッドは、心の底で自分の無力さを実感していた。自分のほうが大切な娘を守るべきだった…。
警察の捜査
それから数分後、十数台のパトカーが現場に到着した。まさに街の警察全員が勢揃いする大事態となっていた。そして早速、警察は家主であるデイビッドとジェシーにいろんな質問をし始めた。二人は自分たちの身に起きていることにまだショックを受けている状態で、事態の深刻さをしっかりと理解できていなかった…。この平和に暮らしていた家族に一体何があったというのか!?
衝撃的な理由
警察官たちが総動員でやってきたのは、たしかに動揺させる出来事だった。がしかし、ジェシーが妊娠しているときから、事態はすでに進行していたということがわかり、さらに心配になったのだ。二人は信頼する相手を間違えていた…。一体なぜ、ベンジーは赤ちゃんを一人で寝かせることを拒んだのか?そしてなぜ、デイビッドはこれほど大規模な警察の圧力が必要であると最終的に判断したのか?この衝撃的な展開について、以下でもっと詳しく見ていこう。
待望の妊娠
ジェシーが妊娠したとき、すべてはもう始まっていた。二人は長い間、子供を授かることを望んでいたので大変喜んだが、しかし悩ましい問題が一つあった。それは愛犬のベンジーだ。ベンジーが生まれたばかりの赤ちゃんに対してどう反応するか、極度に攻撃的にならないだろうか、一緒に仲良く生活していけるだろうかと、二人は少し心配していたのだ。
最悪の場合
ジェシーはインターネットで他の人の体験談をチェックしていると、中には新しい家族をまったく受け入れられない犬がいると知り、余計不安に思った。ジェシーとデイビッドは、ベンジーが二人の子をすんなりと受け入れてくれることを願っていたが、もしそうでなければ、最悪の場合、ベンジーを保護施設に連れて行かなければならない。大切な愛犬を家から追い出すのは辛い…。
お腹に吠える
妊娠が発覚してから数ヵ月後、ベンジーはジェシーのお腹がふっくりしていて、赤ちゃんを妊っていることにようやく気づいた。するとベンジーは、ジェシーのふっくらしたお腹に向かって何度も吠え始めたのだ。ベンジーはジェシーの妊娠に満足していないようで、かなり奇妙な行動を取り始めた。ジェシーはこのベンジーの奇妙な振る舞いに困惑し、赤ちゃんが生まれてからどうなるのかととても心配していた。
理由が知りたい
なぜベンジーがこのような奇妙な行動を取り始めたのか、ジェシーにもデイビッドにもその理由がわからなかった。膨らんで大きくなっていくお腹に身の危険を感じたのか、それとも、ベンジーが察知できるほどお腹の中の赤ちゃんに何か問題があったのか…。手遅れになってしまう前に、ジェシーはなんとしてでもその理由を突き止めなければならなかった。果たしてベンジーは赤ちゃんを受け入れられるのか?!
獣医のところへ行く
そこでジェシーは、ベンジーを動物病院に連れて行き、獣医に健康状態を診てもらうよう、デイビッドに頼んだ。出産前にベンジーの健康状態に何も問題がないことをきちんと確認したかったのだ。その上で、もしベンジーが赤ちゃんを受け入れられなかった場合、赤ちゃんか犬か、どちらかを選択しなければならなかった。この二者が共存することは本当に不可能なのだろうか?
簡単な選択ではない
もちろん、赤ちゃんか犬かを選択するのは決して簡単ではなかったが、心の中では、もしベンジーが二人の赤ちゃんを受け入れられないのなら、ベンジーのほうを保護施設に連れて行くことを選ぶだろう…と思っていた。この決断も、生まれてくる娘の安全を守るため…。ところが、デイビッドがベンジーを獣医の元へ連れて行ったところ、なんの異常も明らかにすることができなかった…。
メディカルチェック
獣医は、ベンジーの健康状態が良好であるかどうか、メンタルヘルスも大丈夫かどうか、メディカルチェックをいくつか行ったが、特に何も問題は見つからなかった。すると獣医はデイビッドに対して、ジェシーのお腹の中の赤ちゃんに何か起こっていることを感じているのかもしれないと伝えた。ジェシーをいますぐ産婦人科に連れて行き、診察を受けてみるようにデイビッドに助言した。
パニックに陥る
デイビッドがジェシーに獣医からのアドバイスを伝えると、彼女は泣き出した。ベンジーが何か赤ちゃんの異変に気づいたのだろう…。お腹の中の赤ちゃんの容態を心配したジェシーは、勇気を振り絞って担当医に連絡した。すると、すぐに来院するようにと言われた。
友達に助けを求める
ジェシーは、ほぼ毎日のように頼りにしていた友達のアンに電話して、一緒について来てもらった。ジェシーの妊娠中、アンは家のことをすべて手伝ってくれていた。そして、病院へ一緒に行くのも快く受け入れてくれた。病院に到着すると、受付の人が「どうぞ」とすぐに声をかけてくれた。
超音波検査
産婦人科の医師は念入りにジェシーと赤ちゃんを検査して、何か異常がないかどうか確認した。ところが、超音波検査を含め、すべての検査の結果、ジェシーや赤ちゃんに異常があることを示すものは何も見つからなかった。赤ちゃんは順調に大きく成長していて、健康状態も良好だったのだ。もちろんこれは嬉しい知らせであったが、ここでも、ベンジーの奇妙な行動の原因はわからなかった…。
絶望的に感じる
家に帰ってくると、ジェシーは泣き崩れた。子供か犬か、どちらかを選ばなければならない…。アンは優しくなぐさめてくれた。「家にいられないときは、私がそばにいるから!」と言って、ジェシーを元気づけた。アンがベビーシッターになってくれれば、時間に余裕がたっぷりできるだろう。
ホッと落ち着く
万が一、赤ちゃんとベンジーの関係がうまくいかなくても、ベンジーのお世話をしてくれる人がいると思ったら、だんだんジェシーは落ち着きを取り戻した。それから数週間後、ジェシーはついに第一子となる長女を出産し、その子はリリーと名付けられた。ベンジーはリリーが誕生した後も、相変わらず奇妙な振る舞いをとっていたが、この頃からもっと異常な行動を示し始めた。新生児に対するベンジーの反応とは!?
落ち着いているように見えるけど…
リリーが生まれて最初の数週間、すべてが順調に進んでいるように見えた。ジェシーもデイビッドも育休を取得し、ずっと家の中にいて、生まれたばかりの娘のお世話をしていた。一方、ベンジーは新生児と対面しても、かなり落ち着いている様子だった。がしかし、二人の育休が終了し、仕事に戻り始めたとき、アンからベンジーについての気になる知らせが届いた…。
リリーのそばを離れない
アンによると、ベンジーはリリーが一人で寝るのを嫌がっているとのこと。ベンジーはいかなるときでも決してリリーのそばを離れようとしないのだ。この知らせを受けたジェシーは、その理由がわからず、完全に困惑していた。デイビッドにも話し、相談してみたが、彼はあまり深刻に受け取らず、気に留めていない様子だった。ベンジーはただリリーのことを過剰に気にかけているだけで、その行動が愛らしいと思っていたのだ。
襲われるアン
ところがある日、アンから突然電話がかかってきて、困り事を打ち明けられた。というのも、アンがベンジーをリリーから無理やり引き離し、二階の赤ちゃん部屋で寝かせ、ベンジーを一階に戻したところ、アンはベンジーに襲われたのだ!もはやこの時点で、ベンジーの過保護ぶりは、度が過ぎていた。この事件を聞いたデイビッドもついに、ベンジーに罰を与えなければならないと認識した。
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